「問題のタイプを押さえる」の続きをお話ししたいと思います。 前回は問題のタイプには「くる系」と「いる系」の2パターンがあるというお話をしました。我がネーミングながら、漫才師のコンビみたいですね(笑)ここからは、これらについて具体的に説明しようと思います。
くる系問題とは特定の場所での売り上げや個数を推定する問題
まずはとっつきやすそうな「くる系」です。これはコンビニや美容院といった、人が出入りする特定の場所での売上や個数を推定する問題です。
これを求めるには、①その空間に来る人の数と②売上や個数といった求めたい数が一人当たりいくらなのかを推定・仮定し、それらを掛け算すればよいわけです。
求めたい数が「あるコンビニの一日の売上」だとしてシンプルに書くと、
あるコンビニの一日の売上=①一日あたりの客数×②客単価
ということになりますね。
営業時間はコンビニだと通常24時間でしょうが、これが美容院だったりすると例えば10時~19時ということで9時間かもしれません。ここは常識を駆使してそれらしいものを仮定していただければ問題ないかと思います。
では一時間あたりの客数はどうでしょうか?
「うーん、1分に1人くらい来てそうだから60人というところかな?」などと仮定してみますか? そういうやり方もあるかもしれませんね。でも、既にお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、もう少し精度よく推計することができるんです。