フェルミ推定のコツ~外資系に興味のないあなたも~(5)

コツ(1)「問題のタイプを押さえる」の話のうち、1つ目のタイプである「くる系」の解き方について、「あるコンビニの一日の売上」をイメージしながら説明してきました。今回も引き続き「一時間あたりの客数」をどのように推計するのか、という話をします。これは正直なところ覚えてしまった方が早いかもしれません。以下が時間あたりの客数を算出するためのざっくりとした計算式です。

  

   時間あたりの客数=一度に処理できる人数×稼働率×回転率

  

こうした式は様々パターン化することができるのですが、今回はこの式を使いたいと思います。

  

各要素について以下に補足します。

  

「一度に処理できる人数」についてはコンビニやスーパーであればレジの数ということになるでしょうし、美容院のような例だと座席数がこれに当てはまります。長たらしいので以下では「レジ数」と呼んでしまうことにします。

  

「稼働率」は一定時間の間にどれだけレジや座席が埋まっているか、という話です。レジの人が一時間のうち半分は暇してそうということであれば稼働率50%ですし、ずっとレジを打ちっぱなしということであれば100%です。

  

「回転率」は一定時間の間フルで活動したとして何人さばけるか、ということです。私は通常、まずは1人をさばくのにどれくらいの時間がかかるかを考えて、そこから逆算します。例えばレジで1人をさばくのに2分くらいかかると思えば、60分÷2分=30人なので、「1時間あたりで30人さばけるな」という具合です。

Janeik

大学卒業後は日系保険会社に就職し、日本及び米国にてストラクチャードファイナンスやPE/VC投資案件の法務から、営業戦略の立案そして子会社経営管理まで幅広く経験。ビジネススクールでは主に、企業戦略を専攻し、成長・拡大戦略から効率的な運営、破綻・再生処理に至るまで様々な知見を醸成した。主な専門領域は、企業戦略、子会社ガバナンス、ヘルスケア、FinTech。東京大学法学部卒、コロンビア・ビジネス・スクールMBA。

Janeik

大学卒業後は日系保険会社に就職し、日本及び米国にてストラクチャードファイナンスやPE/VC投資案件の法務から、営業戦略の立案そして子会社経営管理まで幅広く経験。ビジネススクールでは主に、企業戦略を専攻し、成長・拡大戦略から効率的な運営、破綻・再生処理に至るまで様々な知見を醸成した。主な専門領域は、企業戦略、子会社ガバナンス、ヘルスケア、FinTech。東京大学法学部卒、コロンビア・ビジネス・スクールMBA。