フェルミ推定のコツ~外資系に興味のないあなたも~(6)

前々回以来「あるコンビニの一日の売上」をイメージしながら「くる系」の解き方についてご説明してきました。前々回の式である、

一日の客数=営業時間×一時間あたりの客数

  

を前回の式、

一時間あたりの客数=一度に処理できる人数(レジ数)×稼働率×回転率

  

とまとめると、

一日の客数=営業時間×レジ数×稼働率×回転率

  

ということになります。が、求めたい数が「一日あたり」ではなく「一週間あたり」だったり「年間の」だったりすることもある点には注意が必要です。私はうっかりこの「期間」を掛け忘れることがよくありました。コンビニであれば「期間=カレンダーの日数」でもいいのでしょうが、美容院などはお休みの日もあるだろうと思いますので、「営業日数」としておきましょう。

  

なお、年間日数に関しては、「365日」ですし、年間の週数も「52週」だったりと、素早く計算するには少々扱いづらい数字ですよね。一方で、実際の面接では時間が限られているでしょうし、そもそもこのような推定をするにあたって5日や2週の差が結論に与える影響も大きくないことが多いと思います。

  

そこで、実際にこのような推定をする場面では、数字を「360日」や「50週」に丸めてしまうのも一つの方法です。面接の場でこのように数字を丸める場合には、面接官にその旨を伝えるといいでしょう。「1年間は365日ですが、今回は(計算の簡略化のために)360日として計算しました」という感じですね。

  

さて、若干逸れてしまいましたが、これまでの「くる系」のお話を一般的な形でまとめると、

  

くる系の売上=客数×客単価

=営業日数×営業時間×レジ数×稼働率×回転率×客単価

  

となります。これ、超重要です。文字通りテストに出ます。ですので、ここまでお話しした内容を理解した上で覚えてしまいましょう。問いが出されたら瞬時に浮かぶようにしたいところです。なお、売上の問題が多いと思いますので「売上」と書きましたが、個数だろうが何だろうが、何を求めさせられたとしても根本的には同じだと考えていただいて構いません。以上、「くる系」の解き方でした。

Janeik

大学卒業後は日系保険会社に就職し、日本及び米国にてストラクチャードファイナンスやPE/VC投資案件の法務から、営業戦略の立案そして子会社経営管理まで幅広く経験。ビジネススクールでは主に、企業戦略を専攻し、成長・拡大戦略から効率的な運営、破綻・再生処理に至るまで様々な知見を醸成した。主な専門領域は、企業戦略、子会社ガバナンス、ヘルスケア、FinTech。東京大学法学部卒、コロンビア・ビジネス・スクールMBA。

Janeik

大学卒業後は日系保険会社に就職し、日本及び米国にてストラクチャードファイナンスやPE/VC投資案件の法務から、営業戦略の立案そして子会社経営管理まで幅広く経験。ビジネススクールでは主に、企業戦略を専攻し、成長・拡大戦略から効率的な運営、破綻・再生処理に至るまで様々な知見を醸成した。主な専門領域は、企業戦略、子会社ガバナンス、ヘルスケア、FinTech。東京大学法学部卒、コロンビア・ビジネス・スクールMBA。