7年間で50%増も!?米MBAの学費推移を調査

前回の投稿でMBA留学の費用についてお話しました。その内容を執筆している時に、ふと「学費って過去からいくら値上がりしてるんだろう?」と疑問に思いましたので、今回は各校の学費の推移について調査してみました!

  

2011年と2018年に各大学に掲載されていた2年間の学費を比較しています。学費以外の費用は含まれませんので注意してください。

  

今回も調査する前から嫌な予感しかしません・・・。以下が調査結果になります。

  

7年間で平均46%、最大63%の学費値上げ!

  

 

ある程度の予想はしていましたが、予想を超えていました・・・。特にウォートンの値上げ率は凄まじいですね。毎年約9%値上げを実施していることになります。低インフレ率と低賃金上昇率に苦しむ米国にあっても、こうした著しい学費の値上げは止まるところを知りません。

  

学費を挙げても入学希望者が全く減らない状況からは、需給が値上げを許容している、と言ってしまえばお終いかもしれません。 しかし、こうした著しい学費の値上げの背景を考えてみた時に、単に需給だけではなく、「MBA卒業生の期待賃金が上昇した!」という仮説にたどり着きました。

  

こうした仮説を検証すべく、同じ様にMBA7校の卒業してから3年後の賃金の中央値を、同じく2011年から2018年へのの伸び率を算出しました。データのソースはFinancial TimesのGlobal MBA Rankingです。以下が調査結果になります。

 

7年間で平均12%、最大でも17%の期待賃金上昇

  

  

値上げ率で最大幅を示したWhartonの賃金上昇率は平均以下となり、そしてなによりも母校のColumbiaの低さが目立ちます。こうした賃金は、卒業生の嗜好の変化(金融⇒テックやコンサル、米国就職⇒米国外就職)も反映していることから、単純なる数字の比較はできないかもしれませんが、学費の値上げ率と比較すると落差を感じます。

  

これは単年での数字なので、複数年でこの上昇が享受できているのであれば、実際のROIは改善している可能性があります。しかし、実際のROIを計算するためには、学生ローンや市場金利、ディスカウントレートとしての平均賃金上昇率を加味する必要がありますが、今回は簡易な比較に留めておきます。

  

今回調査をしてみて、「短期間で値上がりしすぎ!」というのが本音です。大学といえども教育サービス業ですので、経済原理に則ったある程度の利益追求はしかたのないことかと思います。今後もこうした値上げのスピードが継続するかは不透明です。ですので、MBA留学を目指す方は「早めに」行くことをおススメします!

  

(KOLBE TAKUMI)

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MBA STORIES

MBA STORIESは、MBA留学生・経験者と留学志望者を繋ぐ、『共有型メディアプラットフォーム』です。これまで個人ブログで行われていた「留学生の体験や想いの共有」の機会を、そして属人的で断片化していた「MBA情報取得の効率化」の機会を、共通のプラットフォームで提供します。

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